2012年11月6日火曜日

認可とは何か?

本日現在で、「大臣が大学設置を不許可とした」ことがさかんに報道されております。 しかし、これらは専門学校を想定している本プロジェクトには関係ありません。大学の所管は文部科学省ですが、専門学校は都道府県知事の認可、公立のものは都道府県の教育委員会の認可となっているためです。 ただ、この機会に、学校法人の『認可』というものがどのような法律上の位置づけになっているか確認したいと思います。 「許可」「認可」「届出」「登録」「認定」等、本来は法律、つまりルールに基づく専門用語であるためすべて使い分ける必要があります。しかし、厳密に使い分けている人はそう多くはいません。そのため、許認可業務の窓口ではさまざまな人間的なトラブルが生じることになります。 具体的には、『認可』の申請があった場合、行政は、申請当事者が必要とされる要件を満たしていると認めれば認可を行います。『認可』というのは許可とは全く異なり、行政が意図的に認可を行わないことが認められていません。 学校法人の設立の場合には、『認可』となっています。